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空室率の増減は、家賃収入の増減に直結します。したがって、不動産投資で安定的な収入を実現するためには、空室率を下げることは、第一に考えなければならないことの一つであるといえます。では、空き室率が高くなってしまう原因としては、どのようなものが考えられるのでしょうか。また、空き室率を下げるためには、どのような対策を採れば良いのでしょうか?以下で詳しく解説していきます。
空き室率が高くなってしまう原因としては、複数の要因が考えられますが、大きく分けて、二つのグループに大別することが出来ます。
まず挙げられるのが、物件自体の魅力度です。例えば、周辺の物件に比べて家賃が高い場合や、最寄駅が遠く、徒歩で20分以上かかってしまう場合、あるいは、間取りに難がある場合など、借り手からして魅力に乏しい物件として映るようななんらかの要因がある場合、空き室率が高くなってしまう可能性があります。
また、他方で、管理会社の仕事のずさんさも、時として、空き室率を挙げる原因になることがあります。例えば、エントランスや、エレベーターホール、郵便受け、廊下といった共用部分の清掃が行き届いていない場合、同じ条件の物件であれば、共用物件がより綺麗な物件により借り手が集まることは明白です。また、管理会社が物件の宣伝を熱心に行わないといったことも、同様に、空き室率が高くなる原因の一つとなります。
空き室率を下げるために、最も手っ取り早いのは家賃を下げることです。とはいえ、一度家賃を下げてしまうと、あらためて家賃を上げることが難しくなりますし、月々の収益も減ってしまいます。家賃を下げることはあくまで最終手段だと言えます。
リフォームおよびリノベーションを行って、内装を新しく綺麗なものにすることは、空き室率を低くする上で、有効な手段の一つと言えます。また、間取りに難がある物件の場合には、リノベーションやリフォームを行い、間取りを変更することも有効です。
また、Wi-Fiや宅配ボックス、浴室乾燥機、床暖房、防犯カメラ、といった、物件の魅力度を挙げる設備を導入することも、空き室率を低くする上では、有効な手段の一つとなります。
また、場合によっては、管理会社を変更することが必要になります。共用部分の掃除などを丁寧に行い、かつ、宣伝活動も熱心に行ってくれ、さらに、空き室が生じた場合には早急に対応してくれるような管理会社が理想的です。